ドトール珈琲農園

客層の幅を広げる狙いで導入、お客様同士の話題作りのきっかけとしても活躍

“ハイクラスなドトール“として話題の「ドトール珈琲農園」。革張りのソファやシャンデリアで彩られた高級感あふれる空間では、スペシャルティコーヒーやパンケーキなどが楽しめます。今回、リップルズを導入いただいている「ドトール珈琲農園  江戸川店」に伺い、本社新規事業部の加部さんと、店長の内田さんに導入の経緯やお客さまの反応などを取材させていただきました。

ー老舗チェーンであるドトールがリップルズのような新しい機材を導入しようと思ったきっかけは?

加部:「ドトール珈琲農園」は新業態なので、そもそも新たな取り組みをやってみようという気概があるんです。2021年5月にグランドメニューを一斉に切り替えたタイミングでさらなる客層の増加を狙ってリップルズを導入させていただきました。カフェメニューも、ミルクベースはこれまでカフェラテしか提供していなかったのですが、せっかくスペシャルティコーヒーを提供していることもあって、ミルクベースのメニューを増やすことでもっとコーヒーを楽しんでもらいたいとメニュー数を増やしたことが導入のきっかけとして大きな理由でした。コーヒーが苦手という方も多いですからね。現在、カフェラテ、カフェオレ、カプチーノの3種類あるのですが、カフェラテにはリップルズのプリントを使用することで特別感を持たせようというのが狙いでした。

ーリップルズ導入後、スタッフやお客様の反応は?

内田:オペレーションに関しては、最初は少し不安もありましたが、ボタン一つで操作できるので、まったくと言っていいほど問題なかったです。アルバイトスタッフでも難なく提供することができて安心しました。店内が広いので、提供する際にプリントが崩れないかという声もあったのですが、ミルクフォームがしっかり固めなのでその心配もありませんでした。

カフェラテは週末は平均的に30〜40杯は出ますね。ホットドリンクはどうしても夏場は提供数は減るのですが、リップルズを導入したことでさらにお客様に喜んでもらえていると感じています。女性のお客様も多いので、お友達同士で「可愛い〜」「すごい!」と盛り上がってくださいます。最初はお店のロゴである豆マークプリントだけだったのですが、最近では季節を感じられるデザインのプリントをしてご提供しているので、反応が毎回楽しみです。クリスマスのプリントであれば「そういえば、もうすぐクリスマスだね〜」といったようにお客様同士の会話のきっかけになることもあるのが嬉しいですね。私自信も接客が好きなので、お客様との交流が増えるリップルズの導入は本当に良かったと思います。

スタッフも学生が多いので、「お客様が喜んでくれた〜」と、すごく楽しんで働いてくれるようになりました。リップルズのマシンは見た目が可愛いこともあって使いたくなるというか。どうせならカプチーノ出すよりリップルズでプリントしたカフェラテを出したいよね、とみんな感じています(笑)。提供する側も誇らしい気持ちになるってすごいことですよね。

ー期待値と比較して実際のお客様の反応、売上・SNSへの影響は?

内田:若い女性客はほとんど写真を撮ってくれていますし、その場でSNSに投稿してくださっている光景も見られて、リップルズ効果を実感しています。男性のお客様は基本的にはブレンドコーヒーをオーダーされる方が多いので、そこまでリップルズを楽しんでいただく機会が少ないのですが、ご夫婦やカップルのお客様で女性客がカフェラテをオーダーしてくださったときに、「お〜!」と一緒に盛り上がってくださるのが微笑ましいです。全体的にもカフェラテの売り上げは上がっていますし、良い影響が出ていると感じます。

ー今後もっとやりたいことや、リップルズに期待することは?

加部:SNS施策はもっとできればいいなと感じています。リップルズを導入する3年くらい前に一度だけInstagramの公式アカウントで「フォローしてくださった方にドリップバッグをプレゼント!」というキャンペーンをやったのですが、反応が良かったので、同じように「リップルズプリントしたカフェラテを投稿してくれたら何かサービスする」といったような施策も考えられますよね。

春夏秋冬、季節ごとに社内でデザインしたプリントで提供することも楽しんでいます。ハロウィンカボチャの目をコーヒー豆にするなど、必ずどこかに豆モチーフををあしらうようにしています。近々冬メニューとして、新商品のローズラテを販売するのですが、それに合わせてバラのプリントを弊社でデザインしてみました。ローズシロップを使った香り高いメニューなのですが、見た目も華やかで反応が楽しみです。また、リップルズはカフェだけでなく、スイーツなどにもプリントできるということなので、それはいつかトライしてみたいですね。お客様からいただいた写真をその場でプリントできる機能もあるので、そういったこれまでやっていないサービスもいろいろと挑戦していけたらと思っています。

■「ドトール珈琲農園」とは?

全世界のコーヒー豆の数パーセントしか生産されていない希少なスペシャルティコーヒーを日本に広めていきたいという思いから生まれたドトールコーヒーの新業態。Welcome to the Farm!をコンセプトに、「コーヒー農園主の邸宅」をイメージした店内で極上のコーヒーを味わえる店舗として2017年に東京・世田谷区に「ドトール珈琲農園」1号店をオープン。2023年現在、首都圏を中心に全国で19店舗展開している。

「ドトール珈琲農園 江戸川店」の客層は主婦や年配の男性がメイン。平日はママグループでゆっくり会話を楽しみながら過ごすシーンが多くみられ、休日はファミリー層で賑わう。